【4/19】男女の出会いと別れを考える

我が国の法律では、結婚と離婚の手続きは定義されていますが、それに至るプロセスの在り方は曖昧です。特に、別れのプロセスでは、一般的に、どちらかが別れたいのに別れられない、そして修羅場を通り抜け、合意に至ったら、やっと手続きですから、なんとも困難なプロセスです。しかも、一般的な日本人は、結婚は十字架に愛を誓い、離婚は役所へ届けるだけですね。

一般の方に「あなたは、何か宗教を信じてますか?」とまっすぐな質問をすると「ほぼほぼ無宗教です」と答えます。しかし、一年間、宗教施設に訪れる延べ人数は、人口の約2倍の2億人数になるといわれています。つまり、神様は信じていませんが、結婚式はイエス様に愛を誓い、初詣は神社へ行っておみくじを引き、お葬式はお坊様を呼び戒名をもらったりもします。日本人の宗教観がいい加減ということではありません。この難題に踏み込むと、長くなりますから、今は止めておきます。

ところで、男女の出会いと別れについて、しっかり言及している宗教は、私の見解ではイスラム教だけだと思います。イスラム教以外の主な宗教は、男女関係やお金は、汚いものとして遠ざける癖のようなものがあります。しかし、世の中、男女関係やお金のトラブル以外のトラブルは、当たり障りのないものであり、それだけについて教えを授かっていても、なにかスッキリできません。

一般的な日本人の主な宗教観は、以下のように整理できます。
農作業、毎日の生活・・・神道
人の死、命の危機、生死・・・仏教
男女関係や遊び(結婚式、バレンタイン、ハロウィン)・・・キリスト教
学問、親子関係・・・儒教

日本人は、目的に応じて、神様に分業していただくといった、豪快な宗教観があり、それによって宗教間の争いごともなく、おそらく平和をもたらしているのかもしれませんね。従って、日本人は、もっとイスラム教を勉強し、世界平和を訴えることができる世界で唯一の民族かもしれません。あまり法律に頼ることなく正しさの価値観、規律の統制を進めていけたらいいなと感じる今日この頃です。

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