【5/31】愛を考える

今日は日曜日ということで、柔らかいテーマを検討してみたいと思います。愛というテーマは、人々にとってものすごく深い言葉ですが、科学的に大きく整理すると、案外理解しやすかったりもします。

ミミズに愛情はあるか。無いとは言えないと思いますが、あるとは断言はできません。金魚も、仲間を食べちゃったりする共食いなんていう現象も起きます。しかし、犬や猫には間違いなく愛情はあります。そもそも愛の起源とは何だったのかの発症を整理すれば、それが、少しづつ変化したとしても本質は変わりませんので、理解が深まると思います。

人には、遺伝子や、アフォーダンス、ミラーニューロン、脳幹、大脳、大脳皮質など、いわるゆ精神をつかさどっているものがたくさんあるわけですが、ひと括りにすると、体を動かすソフトウェアです。行動は、健全な物体としての体と、健全な精神というソフトウェアによって、適応行動がもたらされます。とくに本能にバグがあると非行人間になりますし、本能はしっかりしているが、大脳皮質(理性)にバグがあると不良人間になります。少しずれますが、本能より理性が強いと、浮気をしたり、女性が化粧をしなければならなくなります。このことは深いので、別の機会に整理してみたいと思います。話を戻しまして、本能には防衛本能(防衛機制)というものがあります。自分の縄張りに、何の手続きもなく入り込んできたものは敵とみなし、自己防衛するために攻撃の対象となったりします。

人間は、有性生殖動物です。異なった遺伝子を組み合わせることが重要なので、近親相姦は法的にも禁止されています。同じ遺伝子どうして繁殖したものは、いろんな意味で異常をもたらすので、これは変態です。話がずれましたが、子供を産むとき、母親は妊娠して、自分の縄張りの中で、別の命を生むことになります。しかし、生まれた命は自分ではありません。子供という他人なのです。そうしますと防衛本能によって攻撃の対象となってしまい、攻撃した場合は、種族が保存されなくなってしまいます。長い年月を経て、その矛盾の辻褄を合わせるがごとく、愛情というソフトウェアが開発され、精神(心)というソフトウェアの一部を構成することとなった、というのが愛の起源と考えております。

整理しますと、自分の縄張りに突如と表れた別の生物に対して、自分の種族を守るために攻撃の対象としない、ということです。軽いチャラ男が女性に「愛している」という言葉を発するその本音は、別の目的があるにきまってます。愛とはそういうものではないのです。それは、種族保存本能そのものであると考えてもいいかもしれません。

幸せと感謝の違いもよく似ていて、若者が間違った使い方をよく目にします。
幸せ:自分自身の力で進歩、価値のあるものを手に入れたなど
感謝:他人から進歩を授かったり、価値あるものを受け取ったなど

男性が女性にプレゼントをあげたとき、「私、幸せ」なんて女性が言ったら、簡単に言葉の意味を教えてあげましょう。しかし、現代の人間では、愛が美しくなければいけないようなので、こういった穿ったことをいうと、相手は不快になり、おそらく、その交際はすぐ破談になると思いますので、本当のことは、本当のことを言える相手のみにしておいた方が、ずる賢く生きれるかもしれません。

最後は愚痴になってしまい申し訳ございませんでした。

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