【5/26】改めてTPPを考える

TPPは、自由に貿易をするという意図なので、一般的に平和を愛する人は国境がなくなることが理想なはずですから歓迎だったでしょう。ここで、疑問符が出てしまった方は、恐縮ですがダブルスタンダードです。

今回は農業について整理してみたいと思います。前提の状況を整理しますと、日本人の農家の平均年齢は65歳から70歳くらいです。つまり、農家の方々の50%以上が65歳以上というのは明らかです。農業ではなく農家です。農協は金融機関ですから、これらを除外し、一次的に農業を営んでいる方々という意味です。フランスは35歳から54歳くらいがバランス良くいらして、日本は、ほとんど定年後の方々の集まりということになります。つまり、欧米と比較し、一般的な産業(職業)ではないということがわかります。ちなみに、日本の定年は平均寿命マイナス15歳という決まり事です。というわけで、議員さんにとって農家の方々の票は大変大事なので、関税でグローバル競争から日本の農家を守ることが必要となり、城壁のごとく、お堀のごとく関税が必要となります。問題なのはその税率です。最近の調査ではお米が778%(現在は280%)、バターが360%、砂糖が328%、牛肉が38%となっております。いかがなものでしょうか。日本は少し図々しいと思います。相互主義に反する政策は、今後の社会では、今回のコロナ騒動のようにイザコザを生むこととなります、必ず。

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