【7/16】戦争遺訓を考える④

本日は、山下大将の第四遺訓、このシリーズの最終回です。

「私のいう教育は幼稚園、あるいは小学校入学時をもって始まるのではありません。可愛い赤ちゃんに新しい生命を与える哺乳開始の時をもって始められなければならないのであります。愛児をしっかりと抱きしめ乳房を哺ませた時、何者も味うことの出来ない感情は母親のみの味いうる特権であります。愛児の生命の泉としてこの母親はすべての愛情を惜しみなく与えなければなりません。単なる乳房は他の女でも与えられようし又動物でも与えられようし代用品を以ってしても代えられます。然し、母の愛に代わるものは無いのであります。母は子供の生命を保持することを考えるだけでは十分ではないのであります。子供が大人となった時、自己の生命を保持し、あらゆる環境に耐え忍び、平和を好み、協調を愛し、人類に寄与する強い意志を持った人間に育成しなければならないのであります。………これが皆さんの子供を奪った私の最後の言葉であります。」

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