【8/18】地球の中身を考える

地球という星は、生物が存在する珍しい星です。火星は大気が無いので生物がいたかもしれませんが、現在は確認されていません。なぜ地球に大気があるのかは、端的に言いますと磁場が存在するからです。磁場がなければ、太陽からの強い風のようなもので大気が吹き飛ばされてしまうので、磁場はとても大事なのですが、本年の5月20日の欧州宇宙機構の発表では磁場が大変乱れていると発表がありました。南アメリカあたりには磁場が無いところも確認されました。

地球の磁場により、私たちは当たり前に方位磁石を見ると常に北にN局の針が安定しますが、それは北側の磁場がS極だからです。しかし、これは”今”だから起きる現象であって、70万年に一度くらいは、大きく変化したりもします。磁場の強弱の変化もあります。前述のように、生物を存続させるためには、磁場が弱ってしまったら大変です。これは温暖化どころの騒ぎではありません。

なぜ地球の磁場が変化するのか、ということを簡単に整理しますと、地球の中身は、外側から、上部マントル(岩石)、下部マントル(岩石)、主として液体の鉄(外核)、主として個体の鉄(内核)で構成されています。地球の中心付近の温度は1憶5000℃です。太陽が7000℃ですから、地球の中身は太陽より明るく光っています。さらにマントル付近は、ほとんどが宝石でできていて、かんらん石やダイヤモンドやルビーなどなどたんまりあります。それらと相まってキラキラ輝いていてるわけです。今回の焦点である磁場は、主に液体の鉄(外核)が作っています。液体なので、熱対流により動きまくっています。動くことによって電流が生じ、磁力が発生しています。その発生した磁力が磁場を作ってくれているのですが、液体なので磁場が変化してしまうのです。

地球環境問題を、一般人にピンポイントでキャンペーンし、例えば温暖化だとかプラスチックごみだとか、資源の枯渇などなど、これらのキャンペーンは、主に一部の人の利権が守られ、それに役人や政治家が関与し、税金を高く取り、人々の安楽を奪い、脅しで自分の得になることばかりのキャンペーンが多く見受けられますが、そんなに単純なことではなく、地球上に生物が存在するのは、沢山の偶然が重なりあって今があるのです。人の力でコントロールできるほど、宇宙は簡単なものではなく、人間は深い探求心でもって事実を知ることまではできるかもしれませんが、未来はコントロールできないと私は考えます。特に学者は、未来の議論をするのではなく、事実を整理し、謙虚にならなければ学問倫理に反すると思います。学者は謙虚でなければなりませんが、テレビに出てくるような学者は、すこし威張ってみえます。

話を戻しまして、磁場が減りますと大気が奪われるだけでなく、宇宙に浮いている宇宙船が降りてきてしまいます。そうしますと宇宙船が大気のチリを電離させプラスとマイナスになり、そこが核になって雲ができます。つまり、今年の長かった梅雨のように厚い雲ができますので気温が下がります。さらに太陽の黒点が少ない現在ですが、1650年から1700年頃にマウンダー氷期というのがありました。黒点が無くなってしまい、気温が下がった時代です。日本も大変だった大飢饉の時代です。イギリスのテムズ川が全部凍って、テムズ川の上に商店街があったりもしました。作物は取れないし大変です。そもそも人間の体は外気が26℃の時に仕上がっています。26℃の時に全裸で心地よく過ごせるわけで、そういった条件は仕方がありません。在るものに従うという基本的概念も整理が必要かもしれません。在るものの正しさ、このことを道徳と称し性善説と言うのですが、これはまた別の機会に整理したいと思います。

まとめますと、いろんな要素が重なり合って今があり、人類が、何か意図をもって行動したところで、我々の得になるようなものはなく、それほど宇宙は甘くありません。私たちが宇宙、そしてその一つである地球を支配することなど到底できるはずがありません。人類は、自然に対してより謙虚になり、自然と共に愉快に過ごすことが大事です。危機を煽ったり、ごみを分別させたり、レジ袋を追放したり、クーラーを28℃に設定させたり、残念でたまりません。

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