【11/17】クラウンを考える

1955年に発売されたトヨタのクラウンの生産が中止されるらしいのですが、70年続いたペットネームが消えるのかと思うと大変寂しいです。高級車路線はレクサスに引き継がれたと前向きに思うべきなのでしょう。

1955年1月1日にクラウン初代が発表され、1500cc4気筒エンジンで出力48PSを、3速マニュアルトランスミッションまたは2速オートマチックトランスミッションを装備し、3速マニュアルは2速と3速にシンクロナイザーが装備され、最高速度は100km/hと言われています。そしてフロントサスペンションは、なんとダブルウィッシュボーンの独立縣架でした。

やがて7代目のS12#型で「いつかはクラウン」というキャッチコピーが生まれました。

個人的には、S13#型に深い思い出があります。特に後期モデルのMS137の3L6気筒エアサスの直進安定性は抜群に良かったです。UZS131型と言われる4LのV8モデルもシャキシャキ走り、大変気持ち良かったです。UZS131型は、1989年プレミアムブランドのフラッグシップとして誕生したセルシオ(輸出仕様車はレクサスLS400)と同じ4LV8エンジンを搭載しました。エンジンの見た目は、セルシオのそれと一緒ですが、出来の良さは圧倒的にセルシオでした。セルシオのV8は静かで振動がなく回転フィールもまるでモーターのようだったし、ミッションの変速ショックの無さは度肝を抜かれました。この時からクラウンがやがてレクサスブランドに移り変わることは予想していましたが、ブランドの定着には、やはり30年くらいかかるのですね。

私の青春だった80年代後半、クラウン、ソアラ、フェアレディZ、レパード、スカイラインGT-Rがとにかく憧れでした。クラウンのエアコン吹き出し口の首振り機能は今でも欲しいアイテムです。

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