【2/9】テスラを考える

テスラのイーロンマスク氏が世界一の富豪になったそうです。資産総額が19兆5000億円だそうです。この報道の内容にフェイクがあったので、少し考えてみたいと思います。

報道の内容は、「環境対応車によって株が上がった」と共同通信が報じていましたが、テスラは環境対応車ではなく、高性能ラグジュアリースポーツカーが売れて株が上がったのです。

電気自動車が環境に良いと言って信じているのは日本人だけといっても良いかもしれません。最近欧州で、ガソリン車を排除する動きがあり、東京都もそれに従って、変な事を言っていますが、一部のメーカーを除き、ほとんどの欧州自動車メーカー及び中国の自動車メーカーでは、内燃機関では日本車を超えることができないからなのです。私は、ISO審査登録機関で長く審査員をしていましたが、ISO14001の審査の殆どがデタラメで、こういったエネルギー対応を一次的に施していることを賞賛するのですが、車両価格が1500万円するということは、それだけエネルギーを消費して作られたということですし、電気を起こしている発電所のエネルギーも考慮しなければなりません。今のところ、ざっと計算しますと1500cc前後のガソリン車が一番そのような観点では有益と言えます。

しかし、エネルギーを消費しない方が地球に優しいという大きなフェイクが立ちはだかっていますので、過去ブログをご覧いただき、石油消費がまったく地球にとって悪影響を及ぼさないことをご認識いただきたいと思います。

環境対応を技術で克服するときは、前向きでなければなりません。その昔、四日市ぜんそくが流行った時、四日市のコンビナートを縮小したのではなく、脱硫装置や脱臭装置、活性汚泥装置など、技術を投入し生産量を3倍にして空気の綺麗さを1/1000にしました。つまり、技術革新をすれば環境は良くなります。そして技術革新には、エネルギーを当然使用します。エネルギーを正しく使い、技術革新を促す。現在の日本社会は、エネルギーを使わせず、プラスチックを排除し、ゴミを手作業で分別させ、お母さん方も、それが良い事だと信じ、そして我が子を教育する。その結果、子供達に夢や希望よりも、節約、抑止ばかり教えてしまってます。

縮小や、後退からは何も生まれませんし、政治家や一部の権力にまとわりついている方々へ金が回り、税金が上がり続けるだけといっても過言ではありません。マスク氏の偉いのは、電気自動車でラグジュアリースポーツカーを目指したところです。ポルシェのタイカンやアウディのeトロンなど、全て高級路線で行っております。最近、役所の公用車にトヨタのミライが採用されているようですが、これは見せかけの環境パフォーマンスであり、水素を作るためにどれだけ石油を使っているかなんぞ考えない、「一般大衆はアホなので騙せる」と役人が大衆をバカにしているからなのでしょう。

最近の電気自動車のうち、新車価格で1000万円超えのものは本当に良くできており、自動車として魅力的です。しかし、日産のリーフを運転されている方に良くお見受けしますが「私は地球のことを考えている良い人です」というような雰囲気を醸し出して乗られている方が散見されます。こういった方々に出会いますと「本当」の事を教えたいのですが、あまりにも洗脳が強いので、仕方がありません。

子供達に夢と希望を、そして技術革新によって、より良い前向きな社会を一丸となって目指していただきたい思います。

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