【8/12】日本の柱を考える

日本は、大きく3つの柱があることが、歴史を整理すると理解できます。それは、天皇、神、男女です。漠然としていますが、この3つの柱の結果、国民全員参加という構造が生まれました。今のコロナ騒動は、国民全員参加のやりすぎですが、たまにはやりすぎも仕方がありません。

天皇が神の子孫であり、天皇イコール国民であります。従いまして、天皇がご指名される総理大臣や太政大臣、征夷大将軍などは、国民より地位が低いわけです。その結果、1人の奴隷も出さずに、奴隷の売買もなく日本が形成されました。また、日本という国の中に住んでいる意識が高く、約2000年前に国ができましたが、次の国は、ナポレオンの1800年の時のフランスですので、相当、国としての成熟度が高い世界で唯一の国が日本であると考えてよろしいと思います。中国は、中国という土地の名前であって、三国志に代表されるように、支配者が変わっていきます。現在は共産党が支配しているということはご認識の通りです。

神様も、日本は他の宗教と違い、イエス様やムハンマド様やその親御さんを神とするのではなく、自分や家族を作ったものを神とし、自然や太陽、海、山、川、動物、祖先を遍く崇拝します。祖先は、親が2人、その親が4人、8人、16人、・・・・・と、ものすごい勢いで祖先は増えますので、日本人は皆同じ祖先を持っているという認識があります。つまり、全員兄弟とも言えるわけです。自然と祖先を敬い、多神教でも、一神教でもないわけです。

それから男女を別のものと考えました。ヨーロッパでは、男が女を所有するところからはじまりましたが、日本は、男性は男性、女性は女性それぞれ性格の違う人類であるという前提のもと、性格も性能も性質も違うので、男女平等という考えが全くありません。どっちが上か下ということも考える必要もないということです。それぞれが幸福に暮らし向きを整えればいいということです

これらの結果、国家ができました。国が自分を助けてくれ、そして、国民全員参加です。天皇も仕事があり、農民も仕事があり、国民それぞれ仕事があり、それらを日本全体のために少しづつ営むと言うことです。例えば、中国は、8000万人の共産党が15億人の人たちを支配する。アメリカは1%の金持ちが残りを支配する。ベルサイユ宮殿を持っているブルボン家が支配層で国民が非支配層などなどです。あえて言いますと天皇が支配者で国民が非支配層とも言えますが、天皇陛下ご自身が自分の子供は国民だとおっしゃっておりますので、ヨーロッパ的とはかなり違うと思います。

男女も共同して一所懸命働き、現在の共同参画のようなケチくさいことではなく、一致協力して得意な分野をそれぞれ担当し、才能を生かし幸福な家庭を作ると言うのが本来の日本の根本的考えであります。やり方で、たまに問題がありますが、やり方の問題であって根本は正しいと私は考えます。個人も集団も大事であり、平等概念は一切必要ありません。勤労の義務という憲法条文も、日本固有のものです。アメリカ人が骨格を作った戦後の現行憲法に日本人が無理やり入れた素晴らしい概念です。そもそも日本人の給料は、おおよそ、平社員1、課長1.2、部長1.6でした。出来るだけ均等に配布すると言う決まり事がありましたが、アメリカ型商法によって、株主や社長が数十億貰っているのが現状です。日本の会社は従業員のためにあり、取締役や出資者は従業員の幸福を望み頑張るべきところ、アメリカやヨーロッパは支配者である株主総会が全権を持ち、株主が社員を所有すると言う概念が当たり前となってしまいました。確かに現行商法はそうなっていますが、その上位である憲法は勤労の義務がありますので、実質ダブルスタンダードといえる状態です。商法を改正すべきタイミングかもしれません。

昭和の復興時代、全員参加で頑張って、その結果、自動車や家電などJAPAN as No.1と言われました。本質的には、真の共産思想があの時の日本だったと言えます。現在の共産思想は、独裁者を作り、人をジャンジャン殺していますが、これは共産思想の衣を被った所有概念が強い危険な思想となっております。レジ袋有料化など、本当に残念でたまらない社会の掟が生まれ続けていますが、今改めて、天皇や宗教や男女や社会は、全ての日本人のためにあるのだと、強く訴えたい所存です。

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