【2/10】日本を考える(第3回:終)

日本人の女性観は、諸外国と全く異なります。なのに、近年の男女平等論やジェンダー論等、欧米人の女性観による活動なので、これを日本に当てはめようとすると、とても大変なことになってしまいます。古事記、飛鳥時代などの日本の歴史について無知な方々が、欧米のまねごとをしているようにしか見えません。

日本人の感覚では、女は大変価値があるので、親の双方の遺伝子の最高のものを組み合わせて女の子を作ります。しかし、男はもともと女性に比較して価値が低いので、遺伝を繰り返す中で蓄積された劣勢な遺伝子を組み合わせ男の子に託し、少し早めに死んでもらいます。こうすることで人類の遺伝子の健全性を維持するわけです。人類は通常生活の排泄だけでは取り除くことができないものを、髪の毛を切ることや遺伝の仕組みを使い健全性を維持しているわけです。

データ的には、赤ちゃんが生まれるとき、女の子の方が少なく、男の子が多く生まれます。劣性遺伝を引き継いでいますので、早く亡くなってしまう男の子や、事故や怪我で亡くなってしまう男の子を見通して産み分けている結果、20歳の男女比は同数になるという仕組みも、主に遺伝の操作によるものと思われます。

しかし、女の子は親の遺伝子をそのまま使うのではなく、いったんリセットして最適な組み合わせで作りますので、遺伝的継承がありません。例えば、日頃の生活を観察しますと、親父と息子はよくケンカしますが、多くの母と娘は友達のような関係を築き、一緒にショッピングしたり、おいしいものを食べたりすることができるのもこれが影響しています。女性はすべて個別に自由であり、幸せを追求する自由をすでに得ているのです。しかし男性は、集団や系統への忠誠が必要ですので、女性のような自由はありません。敵から国を守り地域を守り家庭を守る、このような仕事は男の仕事です。女性で、これらをやりたければ自由にどうぞというスタンスです。選挙もそうでした。政治のような、ある意味くだらないものは、男に任せておいていただき、女性が、なにか言いたいことがあれば自由にご発言ください、という形での選挙です。それよりも、人類にとって最高に価値が高い、出産する事、育児をする事、孫の世話等、女性の受け持つ仕事は、最高の価値を生み出すのです。

女性は個別に自由で、個別に幸せを追求することができるということです。天皇のような公に忠誠を誓い、自分の人生を犠牲にして系統へ忠誠を誓うような仕事は男がすべきであるということです。ですから眞子さまは、ご自身の幸福を自由に求められてよろしいですし、アメリカへ移住されても何ら問題ありません。

国を統制するには、国の象徴は必ず必要であると考えます。アメリカ大統領、プーチン、習近平等、日本以外の諸外国は力ずくでそこに君臨していますが、日本は、古くから現在に至っても、力ずくでの象徴ではなく、権威を維持しています。天照大神、神武天皇のY型遺伝子を、令和天皇もお持ちであり、国民と同列にいらっしゃる。時の総理大臣や、役人は公僕として国民の下に位置付けるという構造も日本だけです。

日本以外の象徴は、権威に権力を与え、軍隊を従えていますが、日本の天皇陛下は、まったく力ずくではなく、軍隊もいません。これにより、日本だけ奴隷が生まれず、虐殺もなく、対外戦争も著しく少ない(イギリスの1/100)平和国家が確立したわけです。

天皇陛下のみが象徴であり、そのご家族は、自由で構わないということです。しかし、Y型遺伝子を継承することが重要ですので、その結果、男系男子相続となり、しらす制に基づく統治を成功させた、世界で唯一の国ということです。子供たちに、もっと日本を深く知ってもらい、欧米の文化をどう考えるべきか議論していただき、これからの日本の在りたい姿、在るべき姿を判断してもらいたいと願います。

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