【12/12】夫婦別姓を考える

社会では、夫婦別姓が議論されているようですが、議論の内容をみますと、どうも欧米の考え方が正しい前提で議論が進んでいるような気がしてたまりません。このブログで何度も、日本における男女関係を考えてきたのですが、もう一度整理してみたいと思います。「日本だけ」というと、それは「劣っているもの」と捉えてしまう方々が多いから仕方ありません(愚痴)。

天照大神という「女性が神様」というのも日本だけなのです。社会的活動は須佐之男(スサノオ)がやりましたが、あくまでも全体を導くのは女性の神なのです。科学的には、Y型遺伝子を継承すること、つまり、これを実践するために男系男子相続が生まれ、劣勢遺伝子を男子に授けさせ、女性は、より良い状態を継承し続けることが実践できているのが日本だけということです。赤ちゃんの男女比は若干男の子が多いのですが、二十歳くらいですとほぼ均等になるのは、この劣勢遺伝子を継承せざるを得ない男の子の方が、女の子よりも死亡者が多いからとも言われています。

そして、本日のお題ですが、「姓」は子供のために必要であるということを認識しなければなりません。夫婦のためではないと言いましたら言い過ぎですが、論点はあくまで「子供のためにどうすべきか」ということから脱線してはならないということです。子供の人格形成の上で、ご先祖様は大変重要です。自分の心を含めた生命を司っている遺伝子によって人格が形成されるわけですから、ご先祖によって自分が生まれ、自分も子孫を残し、自分が継承する遺伝子によって文化に君臨する上で、やはり姓は一つが良いのです。古事記などを深く勉強されればより理解が深まると思いますが、いずれにせよ、次世代のために何を守り切らなければならないのか、幸い、日本には大変優れた歴史が多く存在しておりますので、報道に惑わされずに、自身の目で、歴史を勉強され、文化を勉強され、頑なになるべきものを貫き通す武士道精神が大変重要であると考えます。

話はそれますが、「士農工商」についてもおさらいしますと、武士は超貧乏、農民は貧乏、鍛冶屋のような工人は少しお金があり、商人はお金持ちという構造も日本だけです。まさに世界一と誇れる哲学的概念です。権力者とお金を切り離し、そして権力者から金持ちを遠ざけるということを意味しております。平民が等しく、そして男女も等しく、各々の性質に合わせた幸福を得るための原則が「士農工商」です。現代の小学校の教科書では職業分類としてさらっと教え、テストで「士農工商」と書けば点を獲得できる程度しか教えていません。おそらく今の先生方も、その本質を理解していないかもしれません。

「日本だけ」というキーワードを悲観的に捉えるのではなく、なぜ日本だけ女性が神様なのか、なぜ日本だけ温帯の島国なのか、なぜ日本だけ奥さんのことを上さんと呼ぶのか、なぜ日本だけお城が小さいのか等々、たくさんの「日本だけ」がありますので、機会をみつけられて勉強されることを推奨します。

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